僕が競馬を始めたときまず買ったのは、競馬新聞、それもスポーツ誌ではなく専門誌だった。当時は５００円を出して毎週買っていた。全く当たらないのに毎週となると結構な出費だ。自分なりに攻略しないと歯が立たないと思い、攻略本なるものを買い始めた。世の中には、競馬に限らずモノすごい種類の攻略本が溢れているものだと感心したことを覚えている。トータルで30冊ぐらい買っただろうか？来る日も来る日も本を読み漁ったが、この本は使えると思うようなものには巡り会えなかった。それでも大きな気づきがあった。攻略本で競馬を勝ち続けることは無理だということだ！この気づきは大きな一歩だと思う。今まで自分は、攻略本を使えば勝てると思っていた。こんな安易な考えで馬券を買っていた。本当に競馬を嘗め切っていたと思う。でも全く役に立たないわけでもなく、所々にヒントは書いてある。いかにそのヒントを拾えるかだと思う。何も考えずに読んでいると、見逃してしまい得るものが何もなかったりする。使い方によってはとても有効なツールだと思う。それぞれの良い所だけを繋ぎあわせて、自分のやり方を確立していけば良いと思う。
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