僕はよくこの馬は絶対に来ると勝手に思い込み、大枚をぶち込んで見事に玉砕してコテンパンにされた経験が何度もあります。競馬をある程度やっている人なら、一度や二度は経験あるのではないでしょうか。
- 競馬新聞やスマホの予想サイトで、二重丸がいっぱいついてるからこの馬は軸にできそうだ。!
- 近走内容、調教ともに完璧で過去最高の出来だ!
- 過去この血統の馬は必ず馬券に絡んでいるので来るはずだ!
- 過去この騎手が騎乗した時全て馬券に絡んでいるし、しかも過去3戦あがり最速だ!今度こそは絶対来る!
などと、上記のような理由を決めつけて自分一人で勝手に盛り上がっていたりしないでしょうか?僕の場合、自分で考えないで、こういうデータのときはこうなんだという勝手な決めつけで、完全に思考停止している状態でした。この状態は、自分は当たると確信して馬券を買っているところが達が悪い、自分の中では、定番のルーティンになっており、それが当たり前だと思ってしまっているところが始末が悪い!当然のことながらレース後には深い後悔の念に襲われることが多い。
たとえ、単勝1倍台の馬でも負けるときは負けます。自分でいろいろ調べて予想を立てれば多少は的中率は上がるかもしれません、でもレースの半分は運によるところが大きいと思います。生きている動物が走る以上、それを人間がコントロールするには限界があると思います。ましてや人間の何倍も大きな体の馬を扱うわけですから、並大抵のことではないと思います。
馬の気持ちは人間にはわかりません。馬の調子などは、人間が勝手に判断して大袈裟に騒いでいるだけであって、実は馬の方は不機嫌で、気があまり乗らないということもあるでしょう。こういうこともダイレクトに、レースに反映されると思います。このような不確定要素もかなりあるということも頭の片隅に入れて置かなければならないと思います。
確かに現在の、馬の健康管理、調教、データ分析、などどれをとっても素晴らしいと思います。馬の的中率もかなり高い精度でできていると思います。でもいくら技術が進歩しても、100%はあり得ないでしょう。どうしても、出遅れ、落馬、進路妨害、馬の故障などレース中のアクシデントはどこかのタイミングで必ずあると思うからです。
僕は過去の苦い経験を踏まえて、レースの半分は運によるところが大きい、生きた動物を扱う以上人間がコントロールするには限界がある、レースは不確定要素の塊だということを肝に銘じて馬券を買うようにしています。こういう考え方も非常に大切だと思います。